猫色ケミストリー 喜多喜久 を読んで
自分が小説を読むの楽しくなってしまった元凶
猫色ケミストリー 喜多喜久
猫という一文字を見つけて手に取り、裏表紙を見てみると、肉体入れ替わり物!わかりやすく言うと『おれがあいつであいつがおれで』の猫入り三つ巴バージョン
なんだこの面白設定は!!と興味がわき、そのままレジへ
主人公は猫しか友達のいないボッチ大学生、とある事故で体が入れ替わってしまう、元に戻るためにあれやこれや・・・
個人的に大好きな『突然見知らぬ相手と共同生活』要素もあり、そちらも面白い。
また、タイトルにもあるケミストリー(化学)要素もたっぷり、研究の内容や研究室の描写なんかも細かく書いてあります。
頑張って他人に成りすます主人公と猫になってしまった女性のやりとりや、徐々にお互いを知っていく部分の距離感の変化なんかも良かったです。
本作は同一作者の『ラブ・ケミストリー』『ラブ・リプレイ(リプレイ2・14)』と世界観が繋がっています、もしどれか一つを読んで気に入ったら他も是非